怪我翌日の朝(ケガから2日目)

朝起きた時、夢でなく現実であることに気づきます。

そしてギブスで固定された重い足を引きずりながらリビングへ。

ドアを開けたら3才の娘が「早く足が治りますように」と おまじないをしてくれました。

「痛いの痛いのママに飛んでけー」もやってくれた。


40も過ぎたオッサン。

ろくに歩くことも出来ないオヤジ。

自分に腹が立つとともに、半年間も不自由な生活になる怖さ。

子供たちを公園に連れてってあげることすらもできない。

小さいながら私を心配してくれる我が子。

3才の娘を抱きしめ、娘の前で初めて涙を流してしまいました。(しかも号泣)

明るく自由気ままな娘のためにも、復活しなければと涙ながらに娘に誓いました。

そして、翌日は朝から病院です。

紹介状を持ち大きな病院へ(ケガから3日目)

朝9時の受付より15分ほど早く到着。

あらかじめ病院のホームページで確認した、紹介受付(紹介状専用窓口)に向かう。

専用なのに、人が溢れているではないか・・・。

そりゃそうだよね。金土日の各病院からの紹介がありますからね。

受付の人に紹介状を渡すと「予約されてますか?」の一言。

「えっ、予約できるの???」

「しまったなー」

「そんなことHPにも出てないし、初診の先生も言ってなかったぞー」

って、心のなかで叫んだ。

仕方なしに順番待ち。

紹介状があっても、事前にTELで予約するとスムーズです

整形外科へ

受付が終わり、整形外科のフロアへ。

その前に車椅子を借りました。

大きな病院は広いので、松葉杖ですと疲れてしまいますから。

1時間程度で呼ばれ、再診の為に まずはギブスをカットします。こんなイラストとは違い、ノコギリには直径5cmくらいの丸い歯が付いています。

くるくる回って切るのではなく、細かい振動で切るそうです。

装具屋さん
手にあたっても切れませんよっ

っとマジシャンみたいに手に当て、実演してくれました。

装具屋さん
ウィーン

っという軽い音がして、ギブスは簡単に切れていきます。

そして、くるぶしの辺りで・・・

PAPA
いたたたたた。当たってますよ。
装具屋さん
「え、ほんとですか」
PAPA
はい。痛いんで。
装具屋さん
・・・。
当たっていたのではなく、硬く出っ張っているくるぶしに振動が近づき、痛みが走ったんでしょうね。

特に謝られることもなく、ギブスのカットは終了です。

そのお詫びか分かりませんが、温かい濡れたタオルで足をきれいに拭いてくれました。

PAPA
う~気持ちいい