おめでとうのさくらまんじゅう
60年前の卒業記念に小学校の校庭に植えられた5本の桜は、今では1本しか残っていません。今年も枝いっぱいに咲かせた桜の花びらで、しょうきちじいさんは新一年生に食べてもらうために、さくらまんじゅうを作ります。このさくらまんじゅうに秘められた想いとは…。【出版社】
長男
題名の「おめでとう」と、表紙の「さくらまんじゅうを作っている姿」から感動しそうだったから、この本を選びました。和菓子屋のおじいさんの息子のたいちが、入学するときに作ったさくらまんじゅうを、入学式のときに一年生に作る話です。手間ひまかけて作ったさくらまんじゅうをタダでプレゼントするなんて、おじいさんにしかできません。なぜかと言うと、死んでしまったたいちのための気持ちがたくさんあったからです。文房具屋などの教育で使う物を売っているお店の人になったら、小学1年生にプレゼントしてあげたくなりました。
PAPA
息子を亡くしたおじいさんが毎年入学式の時期にさくらまんじゅうを新一年生に配る。いい話です。息子さんは天国で喜んでいるに違いない。さくらまんじゅうの好きな お子様におすすめの1冊です。