ろじうらの伝説

落語と絵本、ふたつの文化のコラボレーションを、たっぷりと楽しんでもらえるシリーズです。「子どものころって、おかしな都市伝説がいっぱいあったよね? たとえば口さけ女とか」…昔を懐かしんで、おさななじみと話をしていたとき、ふと読みかえした父親の日記から、伝説の「かぜひくなおじさん」の秘密が明かされます。大人気の噺家・柳家喬太郎が贈る新作落語の名作が、大型新人画家・ハダタカヒトのデビュー絵本として登場。

長男
表紙にポケットに手を突っ込んで歩いている人が、裏表紙にはこの人の影がポケットから手を出して踊っていたのが怖くて面白そうだから、この本を選びました。竹馬の友の昔からの仲良し三人組が集まって路地裏の都市伝説を思い出して話し合う話です。この本に出てくる未確認生物やおばけは、口裂け女・広島のビバゴン・北海道屈斜路湖のクッシー・スコットワンドのネス湖のネッシー・つちのこ・風邪引くなおじさんです。一番気になったのが、風邪引くなおじさんです。なぜかと言うと、生まれてから一度も見たことも聞いたこともないからです。それは当たり前です。なぜだか分かりますか?風邪引くなおじさんとはたけしのお父さんが変装して化けたお化けだからです。この本は僕と同じ怖くて面白い妖怪や未確認生物が好きな人におすすめです。
PAPA
亡くなったお父さんの想い。風邪引くなおじさんを時代で比喩し、その思いを考えさせられる。都市伝説を信じる お子様におすすめの1冊です。