ぼくのかえりみち
ある日の放課後、そらくんは道にかかれた白線の上をたどって家に帰ることにしました。落ちないように、ゆっくりゆっくり、そろーりそろり…。
まぶしいくらいの青い空に、あざやかな緑の田舎道。そんななかで、そらくんの頭の中には さまざまな想像が広がります。さて、そらくんは無事に家に帰れるでしょうか。子どものころ誰もが一度は試みた遊びを、子どもの目線でダイナミックに描いています。【出版社】
長男
選んだ理由はどんな帰り道か知りたかったからです。白線の上を歩く話。赤のコーンに白い線があって捕まって抜け出したところが面白い。この本を読んで、学校の帰り道に白い線を踏みたくなりました。
長女
【2018年夏・読書感想文】表紙の絵の男の子がランドセルを背負って落選を見つめていて、どうして見つめているのかなと思ったから、この本を選びました。はじめにそらくんが学校の帰り道に、道の向こうまである白線を見つけて、急にそらくんは、この白線だけを通って家に帰ることにしました。私も白線の上を通って帰ったり、丸いところだけを通って帰ったことがあるので、そらくんのわくわくしている気持ちやドキドキしている気持ちがよく伝わりました。順調に歩き出したそらくんですが、いろいろな誘惑や困難が待ち受けています。1つ目の誘惑はトンボがそらくんを遊びに誘います。でもそらくんは白線を通らなければいけないので、トンボの誘いを断りました。2つ目に起こった困難は、横断歩道を通らなければいけないことです。横断歩道の間は谷底なので、絶対落ちてはいけないのです。なのでそらくんは、「せーの」と大きな掛け声をかけて落ちずに渡りきれました。私はこのときの笑みて、横断歩道がすごい高く似合って、黒いところが崖のようになっていたので、怖くてゾゾッとなりました。その後も工事中のカラーコーンがあったり、犬が寝ていたりして白線が塞がれていても、頭を使って渡りきれました。私はそらくんがどうするのか心配で、ハラハラしたけど、そらくんは無事に渡れたのでホッとしました。ついにそらくんの家が見えてきました。でもなんということでしょう。そらくんのおうちの前には白線がありません。なのでそらくんは一歩も進められなくなってしまいました。私はどうなるのかなと心配です。ちょうどその時、そらくんのお母さんが帰ってきました。ふと見ると、お母さんの服が白色です。その時そらくんは、おかあさんに飛びつきました。その時私は、「なるほど!」と思いました。お母さんお背中に乗って帰るなんて想像していなかったからです。そらくん良かったね!!という気持ちになりました。最後にそらくんがニコっと笑った顔を見て、私は嬉しくなりました。
PAPA
まず絵がお上手。アングルが素敵。あと想像力を湧き立てるような、白線や赤のコーンの書き方。誰もが幼いころに白線の上を歩いたことがあると思うが、この絵本のような想像力はなかったと思うし、最後の結末も僕には無理だなぁ。徒歩で通学している小学生におすすめの一冊です。