ぼくが見たお父さんのはじめてのなみだ

時代錯誤だとわかっていながら、それでも「男だろ! 」と繰り返すお父さん。その理由をたずねてみると、怖いけどかっこよかったお祖父さんの存在に辿りつきます。父子関係の描写を得意とするそうまこうへいさんと、伸びやかな線で子どもの表情を生き生きと描く石川えりこさんによる、胸が熱くなる親子三代のファミリーヒストリーです。【出版社】

長男
お父さんが泣いているところを1回も見たことがない上に感動しそうだったから、この本を選びました。ゆうきがお父さんはなんで泣かないのかを聞くと、お父さんが昔のことを思い出して泣いてしまう話です。感動したことと面白かったことが、1つずつあります。死にそうなおじいちゃんが泣きそうなお父さんに「男だろ、泣くな!男だろ、泣くな!」と2度行ったところが感動しました。面白かったところは、ゆうきが今度涙をこぼした時に、涙じゃないよ汗だよ」と言おうと思ったところです。僕は普段お父さんが泣いているところを見たことがないので、ゆうきのように聞いてみようと思いました。
PAPA
息子は私の涙は見たことがない。私も親の涙を見たことがない。それを疑問に思わせる1冊です。ぶっちゃけ私は小さな頃から泣き虫で、幼少期は悔しくてすぐ泣く。今となっては感動してすぐ泣く。嫁の前では1週間に1度涙を見せています。それがそのまんま娘に遺伝し、娘は私の100倍超泣き虫に。感謝を伝える母の日や父の日イベント、末っ子が一生懸命書いた絵、アキレス腱断裂で入院した私、友達からの手紙、妻の実家でのいとことの別れ際・・・。心に少しでも感じる出来事で、涙がわんさか出てきます。心の清らかな良い子に育っていると思う反面、将来大丈夫かなと不安にも思います。相当の汗っかきにでもなって、全部「涙じゃないよ汗だよ」ってごまかす方法を娘と模索してみます。お父さんの涙を見たことがなくて、どんな時に涙するのか知りたい お子様におすすめの1冊です。