ひゃっくん

おばあちゃんが、ゆうたろうに100円玉を、おこづかいとしてあげます。ゆうたろうは、その100円玉をぎゅっとにぎりしめると、100円玉の言葉が聞こえるようになりました。ゆうたろうはその100円玉を「ひゃっくん」と名づけ、お金との友情がめばえます。でも100円玉は、お金ですから、ゆうたろうは、大好きなニンジャマンのフィギュアを手に入れるために、ガチャガチャで使ってしまいます。 「ひゃっくん」は、それからいいろいろな旅をします。ある日、女の人の給料袋の中に入ります。でもその給料袋が泥棒に盗まれてしまいます。「ひゃっくん」と給料袋に入っていた、お金たちは、協力して泥棒をやっつけようとしますが、どんな方法でやっつけることができるのでしょうか。そして「ひゃっくん」は、またゆうたろうと会えるのでしょうか。このお話は、作者竹中マユミの「もしお金に心があったら?」という発想から生まれました。【出版社】

長女
100円玉に名前がついていて面白そうだったので、この本を選びました。ゆうたろうという男の子に名を付けられてガチャガチャのコインとしてお別れしてしまうけれど、また会うことができるという話です。ひゃっくんはゆうたろうと別れてから何回も色んな人のお金になりました。もし自分がゆうたろうだったらひゃっくんを宝物にして大事にします。ゆうたろうに100円玉を渡したお姉さんは、欲しかった帽子を買うことができるのかなと思いました。作者は1度お別れしても、もう1度会うことができるということをみんなに伝えたいんだと思います。1度お別れしてももう1度会えるということを学びました。
PAPA
お金の行方について興味のある お子様におすすめの1冊です。