きみの家にも牛がいる
牛は、人が食べるために屠畜される。でも、食べるだけじゃない。 意外なものまで牛を材料に作られ、私たちの生活を支えている。どのように屠畜・解体され、どんなものに加工されるかを表した、初めての絵本。【出版社】
長男
題名を想像したら、グローブ、サッカーボール、ランドセルなどが浮かび上がってきて面白そうだったから、この本を選びました。牛がどうやって牛乳や肉になるのかを、最初から最後までわかりやすく説明してくれる話です。牛のホルモンが9種類もあることがとてもびっくりしました。でも調べると、牛のホルモンの合計数は19個、豚は16個でもっとびっくりしました。この本を読んで、牛は大切な命を僕たちに分けてくれるんだなと思いました。この本に出てきた牛からできるものは、さっきの3個プラス牛乳、牛肉、かばん、靴、ソファー、ゼラチン、骨、糞です。僕はできるだけみんな平等にしたいです。でも問題が1つあります。人間が生きていけなくなることです。他にも可愛そうなことがあります。それは、そこで働いている人間です。やりたくてやっているわけではないからです。
長女
私の家には牛がいないし、どこにいるのかも知らない。だからこの本は嘘ついているのか実験するために、この本を選びました。牛や豚や鳥たちは私達のために死んでくれるので、私は何が何でも好き嫌い無しで食べます。毛も脂肪も角もひづめもみんな残さず使うと書いてありました。例えばベルトやかばんや大太鼓やグローブやランドセルやソファーや靴やボールです。私は牛がいるところに行き、「赤ちゃんが生まれたら」というものがありました。赤ちゃんは生まれて1分くらいしたら立ち上がると書いてありました。私は「どうして人間は生まれてすぐ立つことができないのに、動物たちはすぐに立ち上がれるんだろうかなと思いました。牛、豚、鳥たち、毎日ありがとう。
PAPA
みんながよく食べる牛肉。牛からできているのは当然ですが、それに至るまでには牛の生命と加工する人間など、心が痛くなるような工程がいっぱいです。それをイラストで教えてくれます。まさか人間に食べられるために生かされているとは思いもよらない牛の気持ちを考えると辛いです。そして牛を加工するのも生々しくて大変そう。家族を養うために必死なんだなと思います。牛乳について調べてみたら、牛を妊娠させ出産させ乳を出させる。こんな工程を繰り返している乳牛は偉い。子を産んでもすぐに引き離されてしまうそうで、親も子も辛い思いをしています。命をいただことに感謝することを この本で学べますので、牛の分まで頑張って生きたい お子様におすすめの1冊です。