あるかしら書店

「なんでもある」書店の店主が、お客の「ありますか?」にかならず「ありますよ」と本を差し出してくれる。本っていいよねと言いたくなるような一冊。【出版社】

長男
著者がとても絵が上手いヨシタケシンスケさんだったし、表紙の裏に「バタ足入門の本」という、本を閉じたらビート板になったという考えが面白かったから、この本を選びました。町の外れにある「あるかしら書店」は「本にまつわる本」の専門店です。その店のおじさんに「○○についての本あるかしら?」と聞くと、たいてい持ってきてくれます。その本の内容(本当はありません)を教えてくれる本です。僕は中でも、本が四角い理由という本が面白いと思いました。それは、王様は、お姫様のことが好きで、お姫様に「その四角いボタン可愛いわネ!」と言われたことがきっかけで、その後大きくなっていく王様のものを四角くしたという話です。でもボールは簡単に四角くできないから、納得はできません。この本を読んで、あるかしら書店に行って、「本でできる遊びについての本ってあるかしら?」と聞いて買いたいです。
PAPA
「本」の可能性について知恵を絞り出して、そのまんま絵にした書籍です。だれもが想像し得ない本の使い方から本の役割・意義などを、ほのぼのとした絵と解説で気づかせてくれます。本大好きな息子にはよだれの出るようなとても楽しい内容でした。本は大好きだけど、「読むもの」という概念にとらわれたくない お子様におすすめの1冊です。