さっちゃんのまほうのて

先天性四肢欠損という障害を負って生まれたさっちゃんは、傷つきながらも現実をうけいれ、力強く歩き始める。【出版社】

長女
私がこの本を図書館で借りた理由は、魔法の手ってあるの?と思ったからです。さっちゃんが幼稚園でおままごと遊びをしているときに、「今日私がお母さんやる」と言う。たけど、お友達が、「さっちゃんは背も小さいし、手の指もないからダメ」と言いました。それを読んで私はびっくりしました。どうして手の指が無いんだろうと不思議に思いました。本の中でさっちゃんのお母さんが、「さちこは、お腹の中でケガをしてしまって、どうしても指だけができなかったの。どうなのかまだだれにもわからない」と言っていました。私はさっちゃん可哀そうだなと思いました。私も私の家族も学校のお友達もみんな指があるので、無い子もいるいるんだということを初めて知りました。本の中でさっちゃんは泣いていました。そして幼稚園に行かなくなりました。でもお父さんとお母さんがいっぱい優しくて、お父さんが「幸子の手は取っても不思議な力があって、まるで魔法の手だね」と言いました。それからさっちゃんは元気になって、幼稚園に行くようになりました。私は、さっちゃんのような指のないことお友達になって、助けてあげたいと思いました。【2017年夏休み・読書感想文】
PAPA
世の中には障害の子がいるけれど、それを支える人はたくさんいます。その支える人になりたい気持ちに、娘がなってくれました。誰とでも仲良くなって、困っている人がいたら助けたいお子様におすすめの1冊です。